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Profession

得意なこと

検査と試験

装置や機器の製品検査を行う、保全技術部。
製造メーカーとタッグを組み、安全性を高めます。

検査と試験

Testing and Evaluation 保全技術部について

幅広い製品に触れ、
幅広い経験ができる仕事です。

保全技術部は、装置・機器の検査と試験を担います。各種検査については、製造される段階で行われるものもあれば、出荷時および現場施工時に行われるものもあり、さまざまです。

  • Point 01

    装置や機器の製造メーカーからご依頼を受け、製品検査を委託されています。動作試験、ノイズ試験、環境負荷試験などさまざまな検査を行い、その安全性を確かめるのが私たちの仕事です。

  • Point 02

    保全技術部は他の部署とは異なり、駅での作業は多くありません。業務のほとんどは取引先メーカーで携わります。また、夜間勤務は駅での作業時だけに限定され、ほとんどが昼間に稼働します。

  • Point 03

    機械・電気・システム等、幅広い知識を蓄えて業務に取り組みます。ホームドアをはじめとした多種多様な製品に触れることができ、また世に出ていない新製品に触れられるのも、この仕事の魅力のひとつです。

Work image 業務例

検査した機器が
実装されるまで。

検査と試験における業務の流れをご紹介します。

検査と試験の作業の様子
Process 1
依頼
電車および駅に実装する機器の検査依頼が入ります。
Process 2
準備
装置の仕様書を読み、検査項目の確認と準備を行います。最適な人員配置・機材・シミュレーション環境を整えます。
Process 3
検査・試験
各機器が仕様書通りに稼働することを確認していきます。不具合が見つかった際は原因を究明したり、専門部署に修繕要請を出します。
Process 4
現地試験
検査をクリアした装置を現地の設備に接続し、試験を行います。ときには、装置を一元管理するソフトウェアをアップデートするため、鉄道会社の司令所や本部で作業をする場合もあります。
Process 5
現地実装
現地にて取り付け後、再度、正常に稼働するかの確認を行います。

Voice 技術者の声

出発進行!
歴史的な大工事を終え、
胸には誇りが満ちていた。

保全技術部

荒井 和樹 Kazuki Arai

2025年8月3日、早朝6時。とある電鉄の「駅前大橋新ルート」が開通しました。
路面電車が、再開発で生まれ変わった駅ビルの2階に直接、乗り入れる。前代未聞の大工事、“100年に一度のビッグプロジェクト”とも称されたこの工事で、当社に任されたのは「連動装置」の事前検査と現地試験。線路の信号機や分岐器、ホームドアの開閉制御センサーなどが正しく作動・連動し、列車事故を防ぐ要となるこの装置を保証する。それが私たちの役目です。

プロジェクトには大きな障壁が2つありました。ひとつは前例のない挑戦です。駅ビル2階に路面電車が乗り入れるのは国内初。三次元を考慮する必要があることから、過去にない複雑な制御ロジックが求められました。

もうひとつは実装が一発勝負であったこと。新ルートへのシステム切り替えに充てられた時間は、終電から始発までのわずか数時間のみ。加えて、開通記念式典も予定されており、不具合による遅延が生じれば現場の大混乱は必至。一切の気の緩みも許されなかったのです。

遡ること数ヶ月前。装置メーカーの工場に籠り1000項目以上ある膨大なチェックシートと睨めっこする私は、想定されるあらゆるシナリオを幾度もシミュレーションしました。駅・司令所・車両装置を模擬環境で構築し、「電車が走ると信号は赤、ポイントが切り替わると青」、「所定位置に停車するとホームドアは開く、離れると閉じる」といった幾つもの論理を電子回路で設計して検査していきます。

「これで本当に事故は起きないか?」、「現地で問題なく運用できるか?」。自問自答し、違和感は徹底的に究明する。地道ですが不測の事態を防ぐ確実な手段です。

長いテスト期間を経て、準備は万全に整いました。深夜、人影もない駅から旧ルートの最終電車が走り去ると同時に作業はスタート。検査を重ねた装置たちを細心の注意を払い現地の設備に接続していきました。刻一刻と迫る時間——。

迎えた開通時刻。大勢の関係者、市民、鉄道ファンが見守るなか、「出発進行!」の掛け声と同時に拍手が湧き、開通列車は駆け出していきます。鉄道の歴史が今まさに変わる瞬間を目の当たりにして、張り詰めていた緊張は和らぎ、思い馳せるのは検査作業に充てた日々。鳴り止まぬ歓声のなか、私の胸には技術者としての誇りが静かに満ちていました。

Daily schedule 1日の流れ

8:30 - 9:30
連絡事項を確認。鉄道会社からの質問への回答、現地試験の日程調整などを行う。
9:30 - 12:00
検査項目の確認と準備。同じ機能の装置でもメーカーにより仕様が異なるため、入念に仕様書を読み込む。
12:00 - 13:00
工場の社員食堂で昼食。美味しい日替わり定食が毎日の楽しみ。
13:00 - 15:00
検査開始。異常が見つかれば原因を究明。現場対応できない不具合は専門部署へ修繕を要請。
15:00 - 16:00
各駅、司令所、車両のアンテナを模した機器との通信を模擬シミュレート。別装置との通信状態をテスト。
16:00 - 16:30
検査漏れがないかを確認。作業後は机上や機器を片付け、翌日の検査に備える。
16:30 - 17:00
日報に勤務時間や作業内容を記入。最後にメールを確認し、退社。

Weekly schedule 一週間の流れ

仕事
連動装置の検査・試験依頼を受ける。当週に行う検査項目の確認と作業準備がメイン。
仕事
チェック表をもとに動作確認の作業。遅延のないようにチームで進捗を共有しつつ進める。
仕事
作業の折り返し地点。結果を仕様書と照合し、異常がないか確認。不具合や不明点があれば洗い出し、専門部署へ問い合わせる。
仕事
検査を進めつつ、発生した不具合箇所の調整作業、ソフトウェアのアップデート確認を実施。
仕事
1週間の検査結果をまとめて責任者に報告。週報を作成し、翌週のスケジュール・目標を立てる。(最大1年間におよぶ製品検査もあります)
休み
趣味のバイクツーリング。愛車「HONDA GROM 125cc」で関東近郊へ1泊2日の小旅行。
休み
温泉と自然に癒され、心身ともにリフレッシュ。休み明けの仕事に向けて英気を養う。

保全技術部

荒井 和樹 Kazuki Arai

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